ここまでの記事で、
・痛みが出ている場所と、その原因は一致しないことが多い
・カラダは一部分だけではなく、全体でバランスを取っている
という話をしてきました。
実はこの考え方は、
「温めると楽になる人」と「逆に違和感が出てしまう人」
その違いを理解するうえで、とても重要なんですね。
「温める=誰にでも良い」は本当か?
カラダにいい。
血行が良くなる。
リラックスできる。
「温めること」は、
一般的にカラダに良いこととして知られています。
実際、
温めて楽になる人が多いのも事実です。
ところが一方で、
・温めるとズーンと重だるくなる
・逆に違和感が増す
・なんとなくスッキリしない
こう感じる人がいるのも、
これまた事実です。
この違いは、
体質や年齢のせいだけではありません。
カラダは「状態」によって反応を変える
カラダってね、
同じ刺激でも、状態によって反応が変わってしまいます。
温めたときに楽になる人は、
「動きが足りていない場所」が多いケース。
筋肉がガチガチだったり、
関節がカタくなっていたり。
こういうところが、
「動きが足りていない場所」です。
逆に、
温めることで違和感が出てしまう人は、
すでに「動きすぎている場所」が多いケースです。
つまり問題は、
温めること自体ではなく、
カラダのどこが、どんな状態か
という点にあります。

※「動いていない場所」と「動きすぎている場所」の対比イメージ
動いていない場所と、動きすぎている場所
体の中では、
こんなことが同時に起きています。
・本来動くべきところが動いていない
・その分、別の場所が代わりに頑張っている
この状態でカラダを見ると、
温めることで
動いていない場所がゆるみ、
全体のバランスがスッと整う人もいれば、
逆に、
すでに頑張りすぎている場所まで
さらにゆるめてしまい、
違和感として出てしまう人もいます。
「気持ちいい」と「合っている」は別の話
ここで、
ひとつ大切な視点があります。
それは、
「気持ちいい」と「体に合っている」は同じではない
ということ。
一時的に
「あ〜気持ちいい」と感じても、
カラダのバランスが整っていなければ、
結果として不調につながることもあるんですね。
逆に、
最初は
「ん?ちょっと違和感あるかも…」
と感じても、
あとからスッと楽になることもあります。
大切なのは、
「今どう感じたか」だけで判断しないことです。
判断の基準は「そのあとどうなったか」
温めたあと、
・動きやすくなった
・呼吸がしやすい
・体が軽く感じる
こうした変化があれば、
その刺激は今のあなたのカラダに合っています。
反対に、
・重だるさが残る
・違和感が長引く
・別の場所が気になり出す
こうした場合は、
刺激が合っていない可能性があります。
だからこそ「カラダ全体」を見る必要がある
ここまでの話をまとめると、
・温めるかどうか
・どこを温めるか
よりも大切なのは、
あなたのカラダが今、
どんな状態にあるのか
を知ることです。
痛みのある場所だけを見るのではなく、
・動いていない場所
・頑張りすぎている場所
・カラダ全体のバランス
ここに目を向ける。
それができてはじめて、
「温める」という選択が生きてきます。
記事①〜③のまとめとして
・痛みは結果として現れている
・原因は別の場所にあることが多い
・カラダは全体でつながっている
・刺激は「状態」によって合う・合わないが決まる
この視点を持つことで、
自分のカラダとの付き合い方は、大きく変わります。
ここまで読んで、
「じゃあ、自分のカラダはどう見ればいいの?」
「どこが動いていないのか、どう判断すればいいの?」
そう感じた方もいるかもしれません。
次は、
カラダの状態を見極めるための具体的なヒント
について、
もう少し踏み込んでいく予定です。


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