なぜ「痛い場所」を一生懸命ケアしても良くならないのか

記事①では、

痛みや不調を感じるところと、
その本当の原因は一致しないことが多い、

という話をしました。

ここではもう一歩踏み込んで、
なぜ多くの人が「痛い場所」だけを気にしてしまうのか。
その理由を整理していきます。

ほとんどの治療・ケアが陥りやすい考え方

肩が痛いと言えば、肩をほぐす。
腰が痛いと言えば、腰を温める。
膝が痛いと言えば、膝を中心にケアする。

これ自体は、とても自然な流れです。

実際、
病院でも、整体でも、マッサージでも、
まず「痛い場所」に注目することがほとんどです。

「間違いではない」けれど、「足りない」

ここで誤解してほしくないのは、

痛い場所をケアすることが
完全に間違っているわけではない
という点です。

たとえば、

・炎症が強い
 五十肩やぎっくり腰など、強い痛みが出ているとき
・筋肉がガチガチ
 「整体やマッサージに行かなきゃ」と感じる状態
・明らかに負担が集中している
 きつい仕事や作業で、腰や膝に負担がかかっている場合

こうしたケースでは、
痛いその場所をケアすることで楽になることもあります。

ただし――
それだけで終わらせてしまうと、話は変わってきます。

なぜ、同じところに何度も通うことになるのか

「その場では楽になる」
「でも、しばらくすると戻る」

このパターンを繰り返している人は、とても多いです。

それは、
症状を出している場所はケアしているけれど、
その場所に負担をかけ続けている原因が変わっていないから。

結果として、
体はまた同じ方法でバランスを取ろうとし、
同じ場所に負担が集中します。

体は「サボる場所」を教えてくれない

体は、とても正直です。
でも、とても不親切でもあります。

動かない場所があっても、
「ここがサボっていますよ」とは教えてくれません。

代わりに、
頑張りすぎている場所、
いわば「動きすぎている場所」を、
「痛み」という形で知らせてきます。

だから、

・本当は動いていない関節
・使われていない筋肉
・かばわれ続けている部位

ではなく、
一番無理をしている場所、
動きすぎているところが痛くなる。

これが、
原因と痛みがズレる大きな理由です。

見るべきなのは「痛み」より「動き」

ここで、視点を少し変えてみてください。

「どこが痛いか?」ではなく、
「どこが動いていないか?」

「どこが悪いか?」ではなく、
「どこが頑張りすぎているか?」

こうして体を見ると、
同じ痛みでも、見え方がまったく変わります。

次の記事では、さらに具体的な話をします

次の記事では、

・動かない場所があると、体はどう反応するのか
・なぜ温めると楽になる人と、逆に違和感が出る人がいるのか

こうした 体の反応の違い を、
もう少し具体的に解説していきます。

「私の体はどっちなんだろう?」
そう感じた方は、
ぜひ次の記事も読んでみてください。

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